| CELLシリーズには「CELL1」「CELL2」と2つのグレードがあります。違いはフレームの形状と材質のみで、「CELL1」はフラットタイプの樹脂フレーム、「CELL2」はハイロータイプのアルミフレームです。長さは両方とも251oです。もともとUFS規格対応なので、フレームは付け替えることも出来ます。
|
|
| 今回は、「CELL1」を選択して履くことにしました。アルミフレームに魅力があるものの、「CELL2」で私が好むロッカリングをつくるためには、4種類の径の異なるウィールを使用する必要があるためです。そのために、手軽にウィールロッカリングをすることが出来る「CELL1」を選択しました。
|
|
| CELLの特徴は何と言っても「軽さ」と「柔らかさ」です。今まで使用していたスケートと比較すると、上モノだけで約200gもの差があります。フレームはCELL2のアルミフレームこそ重量がありますが、私の履いているCELL1では樹脂フレームであることも手伝ってか、スケートではない、くらい軽いです。また、これこそソフトブーツという柔らかいシェルは、後ろへの倒しこみ以外はどの方向にも際限なく倒れていく感覚です。サイドのサポートはきちんとしてくれますが、今までのような脛まわりとブーツ全体で粘っていた感じではなく、あくまでも足首を軸にして曲がっていきます。アバウトな体重移動では、すぐにシェルを接地させてしまいそうです。
|
|
| 柔らかさの恩恵は履き心地に最も強く現れていて、長時間履いていても足への負担はほとんどありません。強いて言えば、くるぶしの周りに少し擦れるような感覚と軽い痛みがありますが、水ぶくれにはなっていません。スケートとしては驚異的な軽さと柔らかさ、スニーカーを履いている感覚です。つま先からは風を感じることが出来て、通気性はスニーカー以上です。
|
|
| インソールは他社同様、薄い細身のタイプでした。かかとのパッドは厚さが少し足りないように感じました。足裏感覚は人によって違うと思いますが、私は市販のタイプに変更しました。もともとユーザーが交換することを見越しているのでなければ、この部分は次期モデル開発時には改善して欲しいです。とはいっても今まで一度も純正のインソールをそのまま使っていたことはありませんが。
|
|
| シェルは非常に柔らかい素材で出来ていて、通気性も高いです。ただ、トリックスラロームでアウトエッジを多用する場合には、かなりの高さまで地面に擦る場合があることを想定して欲しいです。世界的には「FSKモデル=街乗り用」というイメージがあるのかはわかりませんが、トリックスラロームという概念は、各メーカーのスケート靴には取り入れられていません。むしろ必要な機能が省かれていく傾向にあるかもしれません。私は2日目にして、左足のアウト側に穴(メッシュの部分だけですが)を開けてしまいました。耐久性の高いシェル構造を願います。
|
|
| 初めて履いた時の感覚と感想としては、「柔らか過ぎて心配」でした。足の甲の部分や足首前方部分に、動きを抑えてくれる硬さや重さがないので、丁寧に加重しなければ、と思いました。バックルとストラップは、擦過傷や強い負荷がちょっと心配です。特にストラップは、もう少し厚みを増すなりといった補強が必要かもしれません。なお、フレーム長は、今のトレンドこそ短めですが、ロッカリングした状態ではフレームサイズの差はあまり感じられませんでした。
|
|