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2004年の4月から、Deeportの深沢さんの御厚意により、Powerslide社のCELL1を履くようになりました。スピードスケート界ではメジャーブランドであるPowerslideが手がけた初のFSKモデルの使用感について、私の思うことを所見としてレポートにします。まだまだ使用日数は少ないのですが、日を追って追記していきます。

CELL1のレポート(No.2)
まずは自分好みのロッカリングにセッティングしました。ウィールサイズで4o差がベストセッティングですので、前から順に72・76・76・72というウィールを入れました。 ウィールセッティング後
スラローム実践時のインプレッションですが、スネークとクロスの先行足がつま先から鋭く切れ込んでいくようになりました。今までのブーツでは、例えばクロスの場合は足を前後に開いて、左右へは平行にズラすようなイメージで動かしていたのですが、CELLでは足首の自由度が増したおかげで、両足で弧を描くように動かせるようになりました。逆に、ワンフットなどは加重がシビアになったようです。もちろんきちんと加重コントロールが出来れば、軽さも手伝ってグイグイ動いてくれるのですが、アバウトに加重させると、その方向へ行き過ぎてしまいます。 こんな外観です
全体的に、アウトエッジでの旋回などは、今までよりも力を軽く抜いて動かすくらいで丁度良いです。私個人がアウトエッジに力を入れ過ぎていたのでしょう。ただ、真横への倒れる力に対してはしっかり支えてくれるカフも、斜め前方向には強度が弱く、タンとカフの間から脛が出て行ってしまいそうになることもあります。そうなると、不知火などのトリックでは、押す力が逃げていってしまうので、ここは改善すべきポイントだとも思います。フレームはつま先のアウトエッジがどんどん削れていってます。やはり丈夫で反発力に富んだアルミフレームが欲しいですね。次期UFSアルミフレームに期待しています。 フレームの削れ具合
利点はとにかくコントロールが自在な点につきます。オーバースピードで突っ込んでも、狙ったラインからターンがずれてしまっても、直後に簡単に軌道修正をかけられます。足を大きく踏み込まなくても、少しの加重でコントロールしやすくなったので、全体的に「接地したままのスケーティング」が多く使えるようになりました。インエッジ側に強く倒して、4輪接地させたままでのトルネードスピンが非常にやりやすくなり、旋回スピードにもキレが出ました。その分、私が好んで使っている、軸足をトゥ立てたトゥルースピンは加重バランスがシビアになりました。 軽いです
ブーツに頼らないスケーティングを覚えることが出来るので、確実に乗り手のスケート技術向上を図れると思います。上記インプレッションは、まだ履いてから日が浅く、本当の部分までは探れていないでしょう。それでも確実に自己のスキルを確認出来るスケートだ、ということは言えます。私自身、今まで苦手にしていたトリックをCELLでやってみると、加重が乱暴過ぎて大きくバランスを崩したり転んだりしました。苦手な動きを自己認識出来たので、新たに課題も出来ました。 涼しい通気性です
なお、後から気づいた点なのですが、ベアリングスペーサーを挟んでベアリングをはめ込み、さらにその外側からフレームスペーサーをはめ込む方式の足回り構造はちょっと手間がかかります。フレームに直接はめ込むことが出来るようなタイプになるなど、簡単な改良をしてもらえるだけでずいぶん変ると思います。また、レンチが付いていませんので、自前で用意しておく必要があります。 シャフト周りの構造
今後、Powerslide社がさらにトリックスラロームを意識してスケートの開発をしてくれると、さらに質の高いスケーティングが出来るようになるでしょう。倒し込みとはね返りのバランス、すね周りのホールドと強度、くるぶし周りのインナーのフィット感、アウターの全体的な補強など、課題はいくつかありますが、ぜひそれらのポイントを考慮した、「1&2」を越える「3」を作って欲しいです。 ナチュラルなスケーティングが出来ます

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