飛燕、その後
大蛇、不知火、飛燕と来て、次に練習したのは「ソレイユ」でした。現在の道満では、これらの後に何を練習するかというと、
鬼足や哀愁となるんでしょうが、そのころはそういう技は無かったですからね。
ここで言うソレイユとは、ヨーロッパ技の「ソレイユ」ではなく、バックからフロントへ向きを変える手段の一つで、
バッククロス、あるいはバックスネークの先行足→後行足の順にパタパタと足を返して前を向く技です。欧州技のソレイユの最後の部分です、確か・・・。欧州技をあまり
練習しない我が家では、こっちを「ソレイユ」と呼んでしまいますね。
それまではバックからフロントへ向き直る手段はクローズターンしか知らなかったのですが、このソレイユを覚えたこと
によって、レパートリーが増えたような気がしました。
トレンド的にも、このころからクローズターンと並ぶ、バック→フロントのスイッチの方法として、ソレイユが流行って
きた気がします。
で、練習法。得意側のバッククロスからと苦手側のバッククロスからと両方をマスターしたかったので、これを両方織り
交ぜたルーチンで練習しました。右足前のフロントクロス→右足先行・左回りのオープンターン→左足先行・左向き
バッククロス→ソレイユ→左足先行・右回りのオープンターン→右足先行・右向きバッククロス→ソレイユ、という
ルーチン。文章だとわかりづらいですね、すみません。これが結構難しく、軸がしっかりしていないと、パイロンから
それて、ブレブレになってしまいます。
当時は、 1:苦手側のバッククロスの振り向きが甘かった、 2:バッククロスからソレイユをするときに、
ほんの一瞬、バックワンフット気味に片足に乗る瞬間があるのですが、苦手側ではそれでこらえられない、という理由から、
苦手側がなかなか出来るようになりませんでした。このルーチンでは、左右差無くできるようにならないとパイロンを蹴らずに
通過できません。貫通できるようになるまで、しつこくしつこくネチネチ練習したのを覚えています(笑)。
これを練習し始めたのがスケートを始めて半年ぐらいたった、4月か5月頃だったと思うのですが、飛燕と平行して
、ネチネチ何ヶ月も練習していました。
それから数ヶ月後の7月、柏の葉で「スラローム・ジャム」というイベントがあったのですが、どうせ自分のことなんか誰も
見てないんだからと思って、さほど気負いもせずに出場し、ネチネチ練習していた飛燕とこのルーチンを混ぜて滑ったところ、
なんと「あらい賞」なる賞をいただきました。人から初めて認めてもらえた喜び、そして、しつこくしつこく練習してきた
成果を評価してもらえた喜びをかみしめた日でありました。この受賞がその後の原動力となり、その後のスケート生活に
おいて大きな励みになったのでした。