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|| 飛燕Part1(Y)  執筆者(L)  じゅん(R)  2003.6.09(A)
飛燕Part1

複合技で3番目に練習し始めたのが飛燕でした。私が教わったのは、 道満の人々がよくやっている2パターンのタイプでした。 基礎はオープンとワンフット系を除いて一通り練習し、複合技も大蛇、不知火と来て、 次はいよいよ飛燕というところまでこぎつけました。スケートを始めてから、だいたい 半年が過ぎた頃だったと思います。

当時の私には、飛燕を練習するということは凄く敷居の高いことのように感じられ、 なかなか練習する気になれませんでした。何故なら、とても難しい技という意識が あったため(今でもとても難しいです、課題満載です。)その当時の自分の技量で 取り組んでもいいものか?まだ基礎を固めていた方がいいのではないか?と思い、 手をつける勇気が出なかったのです。

ところが、確かその当時、1ヶ月ほど前に道満に来るようになった女の子がいて、 その子が早くも飛燕を教わっているのを見て、ジェラシーというか焦りというか、 私もやりたい!という気分になって、飛燕を教えてもらおう!と思ったのです。

私よりも早くに飛燕を練習し始めていたなっしーをつかまえて教わったのですが、 まずルーチンが分からない!仕組みを理解するのに多少時間がかかりました。そして なんとか理解し、さて滑ろうと思ったら、今度は体が思うように動いてくれない。 パイロン間で、前向いたり後ろ向いたり、そんなせわしない動きはできないよ〜〜〜! というのが最初の感想。私の飛燕もどきの動きはパイロン間でおさまらなくて、 パイロン蹴りまくり、どうしたら小さくまとまって滑れるのかしら〜、 と気が遠くなる思いでした。

そんなある日、どこからそんな話が出てきたのか、飛燕を100本練習しよう! ということになりました。まだ飛燕なんて形にもなってないのに。 メンバーは私となっしーの2人。なっしーは私よりも先に飛燕を練習し始めたとは言え、 全然出来てないから一緒にやると言うのです。100本なんて気の遠くなるような数字 だけど、とりあえずやってみるか、と滑り始めました。

あれは忘れもしない、ある晴れた春の日の午後。最初は形にもなっていなくて、 ひえんの「ひ」ぐらいの動きしかできていない状態からスタート。得意周りの クローズターンは大蛇で練習していたものの、反対周りのクローズターンは うまくできずにいたのですが、これが回数を重ねていくうちにだんだんとコツが 分かって来て、両足を同じ円弧上に乗せてグルーンと回せるようになってきました。 なおかつ、パイロン間でおさまらなかった動きが、ちゃんとおさまるようになってきました。 確実に回数を重ねるごとに「ひ」だったのが「ひえ」になり、「ひえん」になろうと していました。短時間の間に、自分の滑りが変わっていくのが面白くて、とにかく 無我夢中で滑ってました。そして、気がつけば100本を滑りきっていました。 滑り終えた時には、どうにかこうにか「ひえん」らしき形が出来るようになっていました。

続く

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