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|| エッジの使い方(Y)  執筆者(L)  なっしー(R)  2004.3.20(A)
エッジの使い方

インラインを始めてから、というよりはトリックスラロームを目指してから…いつしか 誰かから耳にした言葉で、「スラロームはアウトエッジが重要。」というものがあります。

言われてみれば確かにその通りで、パラレルターンをする時の内足から始まり、クロスでも スネークでもアウトエッジはとても大切。バッククロスやクローズターン、不知火に到っては、 アウトエッジでのスケーティング無しには考えられません。私自身も、新しくスケートを始めた 方にはアウトエッジ操作などを拙いながらも説明してきました。思えばほとんどのスラローマ―は、 真っ直ぐ立った時に自然と「アウトエッジ乗り」になっているのではないでしょうか?

しかし最近、そのスタイルや考えにちょっとした変化を感じ始めました。変化といっても、自分自身 の滑り方が変わったりというほどではないのですが、そのきっかけはひで爺が、『加速するクローズ ターン』を使った滑り方を見せてくれた時でした。

それまで私は、クローズターンは両足アウトエッジで乗り、1つの円弧上で足が動く様に同時に 旋回する方法を取っていました。しかしひで爺は、まず先行する足をインエッジで大きく振りだし、 振り切る頃にその先行足に体重をかけ、荷重を前方へ運びながら軽くなった後行足をやはり インエッジでさらに前に振っていく、という方法でした。そのひで爺のやり方は、正直な話私の中では あまりカッコ良く思えずに、「足がクローズ気味に作れないから別々に動かしているんだ」と、勝手に 思いこんでいたものでした。両足同時にクローズ足になることこそがスラロームの醍醐味だと 信じこんでいました。

しかし、とあるきっかけで「加速するクローズターン」をやってみようとすると…出来ない!すごく 難しいのです。単にエッジの角度を変えるだけではなく、その時に体軸がどこにあるのか、重心の 位置をどこに置くのかなどが全く掴めません。ひで爺は、飛燕、大蛇、はたまた不知火や蛸足にも ふんだんにインエッジを取り入れて、私とは一味も二味も違う変化に富んだスラロームを見せて くれました。そしてそこでこんなことを言いました。

「スピードだってダンスだって、みんなインエッジを使って滑っている。スラロームだけアウト エッジ主体なんてことはないし、インエッジを使いこなせればもっとスケーティングが広がる。」

その通りです。アウトエッジに倒したままでは抵抗がかかったまま加速しないでしょう。イン、 センター、そしてアウトを切り替えることで加速したり、逆に意図的に減速したりと変化をさせる ことが出来るのでしょう。私自身のインエッジの使い方は、左右でかなりの差が有りますし、 ましな方でもまだまだ重心移動が甘いため、スムーズなスケーティングにはほど遠いです。 例えば不知火の引き足をインエッジで止める。ネコターンの荷重足をインエッジで固める。 フェイキーからフロントへの切り替えを、足をばらしながらインエッジを使ってみる。欧州 トリックを極力センターエッジに近づけるなど…課題は山ほどあります。

自在にスケートを操るための新たな課題。大変なのはよくわかっています。でも、アウトエッジ を身に付けるのだって同じくらい大変な思いをしてきたはず。頑張るしかないです!


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